特許期間中のシアリスに海外製のジェネリック医薬品が存在する理由

2003年に発売されたシアリスは、まだ国際特許の有効期間中であるため、本当なら世界のどこにもジェネリック医薬品が存在することはありません。しかし、インドの製薬会社からはすでにジェネリック医薬品が何種類も販売されています。インターネット上で見かけるシアリスジェネリックは、すべてこれらインドの製薬会社による製造です。「タダシップ」「タダリス」「タダリフト」「エレクタリス」「メガリス」といったところが、そのおもだったところです。

では、国際特許があるのに、なぜインドからこんなにたくさんのシアリスのジェネリック医薬品が販売されているのかですが、インドの特許法が国際特許と異なることに理由があります。インドでは、2005年に現行の特許法に改められるまで、物質特許が認められていませんでした。2005年から物質特許を定めた現行の特許法が施行されましたが、それ以前からすでに販売されていたジェネリック医薬品に関しては、例外が認められています。そのため、今もインド製のシアリスのジェネリック医薬品がインターネット上に多数出回っているのです。

日本には、海外製のシアリスジェネリックを輸入する正規のルートは存在しません。医療機関のなかには、「当院では正規の手続きを経て海外製品を輸入しています」などと謳って、シアリスジェネリックを処方しているところもあるようですが、すべて嘘だと思った方がよいでしょう。だいたいそんなジェネリック医薬品を正規に輸入するルートがあるなら、特許法の存在する意味がありません。海外から医薬品を処方目的で輸入することはあるにはあるのですが、それは、治療上の緊急性が高いことと、代替治療薬が国内にないことといった条件に限ってのことです。ED治療に緊急性はなく、代替治療薬どころかシアリスそのものが日本には流通しているわけですから、海外製のシアリスジェネリックを正規に輸入するということなどあり得ないのです。

海外製のシアリスジェネリックを服用したことで重篤な副作用が出たとしても、公的機関から援助は受けられません。国内で正規に流通するシアリス以外には、手を出さないようにしましょう。

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